サイトへ戻る

【記事掲載】日経ヘルスケア2018年9月号

· 在宅医療,医療機関経営,メディア
broken image

診療所が入院・泊まりの機能を担う
早期の在宅移行や在宅療養の継続が可能に


日経ヘルスケア2018年9月号(日経BP社発行)【特集:在宅医療は総力戦に突入 2018年度改定で現場はこう変わった】にて、医療法人社団悠翔会佐々木淳理事長・診療部長のインタビュー記事が掲載されました。

悠翔会は、これまで在宅医療に特化した診療を提供してきました。

しかし、今年度以降、まずは練馬(悠翔会くらしケアクリニック練馬)にて、在宅療養支援ベッド(入院病床)の運営を本格的に始めます。

 

病院に入院が必要なほどではないが、自宅での療養を継続するのが一時的に難しい状態になる患者さんは少なくありません。家族介護力が低下していく中、このようなケースが増えていくことが予想されます。また、人工呼吸器などを使用している患者さんのレスパイト入院の受け入れ、独居の方の看取りの最終段階、そして急性期病院から早期の在宅移行の支援など、地域のニーズが非常に高いことを感じます。

 

有床診療所の入院料は、最も高い「入院基本料1」でも、1日861点と、一般の病院に比べて非常に低く設定されています。そのため、入院機能をフル稼働させても、事業としての黒字化は難しいといわれています。

 

しかし、悠翔会では、これまで地域に付加価値の高い在宅医療を提供することにこだわってきました。訪問診療に同行する看護師やドライバー、診療を後方支援するソーシャルワーカーなどの専門職にも診療報酬はほとんどつきません。また、栄養部門など事業単体では黒字化が難しくても、それがなければ療養支援ができない人がいる限り、私たちの社会的責任として取り組んできました。

 

在宅療養支援ベッドが稼働することで、地域の「在宅医療力」全体のアップに貢献できればと考えています。

ぜひ、記事もご一読ください。

 

日経ヘルスケア2018年9月号「特集 在宅医療は”総力戦”に突入!」