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開業したときの初心に立ち返る

· 在宅医療,医療機関経営,講演
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船井総研にて在宅医療セミナー

時折、スコールのような雨の降る日曜日の午後。
東京駅を見下ろす船井総研の本社で、在宅医療の経営セミナーの講師を担当させていただきました。
 

僕は普段、経営関連の講演はあまり受けません。

僕の役割は理念とコンセプトの発信。
現状、悠翔会は診療と経営を分離しているし、経営方針そのものは12人の院長を中心に、多くの支援者の意見も聞きながらみんなで決めています。
 

悠翔会の現在の事業規模は、個人でできないことを組織で実現したいと強く願い、それに取り組んできた結果。
地域のニーズに応え続けること、規模に応じて組織形態を変え続けること、そしてたくさんの優秀な仲間たちがそれを支えてきてくれました。
僕の役割は、その仲間たちとともに、それぞれが個としてもチームとしても成長を続けられる環境を作ること。そして仲間たちの公私ともに豊かな生活を実現するとともに、チームとして地域に提供できる価値を最大化することです。
 

そんなことを90分かけてお話させていただきました。
 

船井総研の経営戦略コンサルティングは、創業者の理念が力強く息づいているのか、単に数字を改善することを目的化せず、その向こう側の「社会の課題解決」こそが経営の真の目的であるというメッセージを強く感じます。

だからこそ、セミナーに集まった医療機関経営者の方々も単に目先の業績ではなく、自分たちが地域で果たすべき役割を真剣に考えている人たちばかり。

「開業10年間の在宅医療ストーリー」というテーマでお話をさせていただきましたが、開業当時を振り返りながら、図らずも僕も初心に立ち返るきっかけになりました。
 

講演終了後もたくさんの質問をいただき、素晴らしい出会いもありました。船井総研医療支援部部長の戸澤さんのお話も便乗して聞かせていただき、とても有意義な一日となりました。

貴重な機会を頂戴しました関係者の皆様に心より御礼申し上げます。